不動産鑑定士 過去問 【2007】 平成19年 建築基準法②(単体規定)

不動産鑑定士試験での建築基準法は、宅建士試験と比べ、かなり難しいです。
ですが、類似の問題も多いため、参考になると思います。

不動産鑑定士 短答式 H19 建築基準法② 問題

建築基準法に関する次のイからニまでの記述のうち、誤っているものはいくつあるか。

イ. 建築物の基礎、主要構造部等に用いるべき建築材料は、必ず、その品質について国土交通大臣の指定する日本工業規格又は日本農林規格に適合するものとしなければならない。

ロ. 2階建で延べ面積が100平方メートルの鉄骨造の建築物を建築しようとする場合、構造計算は必ずしも必要ではない。

ハ. 事務所の天井の高さは2.1メートル以上であれば足りるが、学校の天井の高さは3メートル以上でなければならない。

ニ. 便所には、採光及び換気のため直接外気に接する窓を設けなければならないが、水洗便所で、これに代わる設備をした場合においては、必ず設けなければならないわけではない。

  1. 誤っているものはない
  2. 1つ
  3. 2つ
  4. 3つ
  5. すべて誤っている



不動産鑑定士 短答式 H19 建築基準法② 解説

 

イ. × 誤り

【問題】

建築物の基礎、主要構造部等に用いるべき建築材料は、必ず、その品質について国土交通大臣の指定する日本工業規格又は日本農林規格に適合するものとしなければならない。

【解説】

国土交通大臣の認定を受けた材料も使うことができます。

建築基準法37条
建築物の基礎、主要構造部その他安全上、防火上又は衛生上重要である政令で定める部分に使用する木材、鋼材、コンクリートその他の建築材料として国土交通大臣が定めるもの(以下この条において「指定建築材料」という。)は、次の各号の一に該当するものでなければならない。

  1. その品質が、指定建築材料ごとに国土交通大臣の指定する日本工業規格又は日本農林規格に適合するもの
  2. 前号に掲げるもののほか、指定建築材料ごとに国土交通大臣が定める安全上、防火上又は衛生上必要な品質に関する技術的基準に適合するものであることについて国土交通大臣の認定を受けたもの

 

ロ. × 誤り

【問題】

2階建で延べ面積が100平方メートルの鉄骨造の建築物を建築しようとする場合、構造計算は必ずしも必要ではない。

【解説】

構造計算は、以下の場合が必要となります。(建築基準法20条)

  1. 学校や病院、ホテル、共同住宅、などの特殊な建築物で用途部分の床面積の合計が100㎡を超えるもの
  2. 3階建て以上または延べ面積が500㎡を超える木造建築物
  3. 軒の高さが9mを超える木造
  4. 建物の高さが13mを超える木造
  5. 木造以外で2階建て以上または延べ面積が200㎡を超える建物

 

ハ. × 誤り

【問題】

事務所の天井の高さは2.1メートル以上であれば足りるが、学校の天井の高さは3メートル以上でなければならない。

【解説】

居室の天井の高さは、2.1m以上でなければならないとあります。(建築基準法施行令21条1項)ですから、事務所の天井の高さは2.1m以上であれば足りますが、学校の天井については、特に規定がないため、教室等は居室と認められると考えられますから、同様に2.1m以上であれば足りると判断できます。

【参考】建築基準法2条4号
居室とは、居住、執務、作業、集会、娯楽その他これらに類する目的のために継続的に使用する室をいう。

 

二. 〇 正しい

【問題】

便所には、採光及び換気のため直接外気に接する窓を設けなければならないが、水洗便所で、これに代わる設備をした場合においては、必ず設けなければならないわけではない。

【解説】

記述の通りです。

建築基準法施行令28条
便所には、採光及び換気のため直接外気に接する窓を設けなければならない。ただし、水洗便所で、これに代わる設備をした場合においては、この限りでない。

 

誤っている肢は、イロハ
以上より、解答はでした。 

宅建試験で、構造計算を問う問題は、建築基準法での出題も少ないですがありますし、免除科目の建物の知識においても出題されています。

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