【宅建士試験で出題されるかも】赤字斜線の遺言書は有効?無効? 最高裁の判断は!

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昨日、報道されていましたが、遺言書の書面の左上から右下にかけて赤色のボールペンで斜線が1本引かれた遺言書の有効か無効かが争われた裁判で、最高裁が判断を下しました。

今年の宅建試験でも問10で遺言書の削除,訂正についての出題があったことを思い出して、平成28年以降、ひょっとしてこの判例が出題されるかもと思いご紹介させていただきます。




内容はと言いますと、開業医のAさんが2005年5月に亡くなられた後、病院の金庫から自宅や経営していた病院の土地・建物、預金など財産の大半を長男に相続させるとした自筆証書遺言が見つかったそうです。

その自筆証書遺言の形式については十分なものだったそうですが、唯一、その遺言書の書面の左上から右下にかけて赤色のボールペンで斜線が1本引かれていたため、Aさんの娘が、民法1024条『遺言者が故意に遺言書を破棄したときは、その破棄した部分については、遺言を撤回したものとみなす』を根拠に、この遺言書は無効ではないかと訴えたと言うものです。

ただ、民法条文には具体的な破棄の方法までは記されていないため、1、2審は、斜線を引いたのは父親だと認定はしたのですが、「文字が判読できる状態であれば有効」と判断しました。

そして、昨日の最高裁では、「遺言書の文面全体に故意に斜線を引くことは、遺言全ての効力を失わせる意思の表れで、撤回したとみなされる」と原告の訴えを認める判決となったのです。

故人Aさんの意思ははっきりとはわかりませんが、赤線で斜線を引けば、一般的に考えても、破棄の意思だったんじゃないかとわたしも思いましたが、その書面をわざわざ金庫にしまっておいたと言う点で、ちと腑に落ちないところもございますが、最高裁としては、作成者の行為を常識的な感覚で認定すべきだと示した判決だったと思います。

赤字斜線の遺言書は無効!

これを頭の隅にでもおいておけば、万が一出題があった場合は、1点取れますね^^

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