根抵当権

canvas根抵当権については、実務でもよく
お目にかかります。

このため宅建試験においても
出題されていますが、とにかく難しいです。

ですから、基本的なところのみをおさえて、
時間を取られないようにしてください。




1.根抵当権とは

根抵当権とは、簡単に言うとクレジットカードの
キャッシング枠のようなものです。

例えば、1,000万円まで借りられる枠を
設定しておいて、今週は10万円、来週は20万円と
借りられるように、あらかじめ担保となる
不動産に設定するものを、根抵当権と言います。
この1,000万円の枠のことを、極度額と言っています。

余談ですが、実務で登記簿謄本に根抵当権の文字を見たら
所有者は、普通のサラリーマンではないと想像がつきます。

事業の運転資金の借入れのため、根抵当権を設定されている
法人の代表や自営業者が、大半だからです。

 

2.根抵当権と抵当権の違い

①根抵当権には随伴性はない
*随伴性=一緒に移動するもの

抵当権の被担保債権が譲渡された場合、随伴性により
抵当権も譲受人に移転しますが、確定前の根抵当権の
被担保債権が譲渡されても根抵当権は債権の譲受人には移転しません。

②根抵当権には附従性はない
*附従性=あるものがなくなれば、それもなくなると言ったもの

抵当権は、被担保債権が弁済などにより消滅すれば、
抵当権も消滅しますが、

根抵当権で担保している特定債権が弁済などにより消滅しても、
後に発生する新たな債権を担保するため、根抵当権は消滅しません。

③優先弁済の範囲

抵当権では、利息や遅延損害金について、
満期となった最後の2年分という制限がありますが、

根抵当権では、極度額を限度に優先弁済を受けることができます。

 

3.根抵当権の元本確定

いつまでもお金の貸し借りを繰り返していては、
キリがありませんので、どこかで元本を確定させ
根抵当権を終わらせる、必要があります。

その方法として、

①根抵当権設定時に元本確定期日を定める場合

当事者間で話し合って、根抵当権設定日より5年以内の
期間内で元本確定期日を定め、登記しなければなりません。

②元本確定期日を定めていなかった場合

根抵当権者は、いつでも元本確定請求ができる。
元本は、請求の時に確定します。

根抵当権設定者については、根抵当権の設定時から
3年経過後は、いつでも請求することが可能です。
元本は、請求の時から2週間の経過により確定します。

 

4.極度額の変更

根抵当権の極度額の変更は、利害関係人の承諾を得なければ、
することはできません。

また、極度額の減額請求は元本の確定後でなければなりません。

関連過去問      
平成26年 問4 平成23年 問4 平成19年 問8 平成15年 問5
平成12年 問5 平成8年 問7

本日はここまで!

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