宅建試験でも出るかも? マンション管理士 過去問 H24-12 民法(共有) 問題と解説

宅建と兄弟資格でもあるマンション管理士試験ですから、
その過去問については、宅建試験で問われても何ら不思議ではありません。

難易度レベルもほぼ変わりありませんので、
腕試しのつもりで、ぜひ、挑戦して見てください。

マンション管理士 過去問 H24-12 民法(共有) 問題

Aが死亡し、その子B、C及びDが、各1/3の割合でAの財産を相続した場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

  1. Aがマンションの一室の区分所有者であった場合で、Aの死亡前からAと同居していたBがそのままそのマンションに居住しているときには、遺産分割の前でも、C及びDは共同してBに対して、その明渡しを請求することができる。
  2. Aがマンションの一室の区分所有者であった場合で、Eにそれを賃貸していたが、Aの死亡前に、AE間の賃貸借契約が有効に解除され契約が終了していたときには、その後も退去していないEに対して、Cは単独でその明渡しを請求することができる。
  3. Aがマンションの一室の区分所有者であった場合で、Aの死亡後、Bが、C及びDに無断で、第三者であるFにそのマンションを使用させているときには、C及びDは共同してFに対して、その明渡しを請求することができる。
  4. Aがマンションの一室をGから賃借し、1人でそこに居住していた場合、Gは、Aの死亡を理由として、その賃貸借契約を解除することができる。



マンション管理士 過去問 H24-12 民法 (共有) 解説

 

1. × 誤り

【問題】

Aが死亡し、その子B、C及びDが、各1/3の割合でAの財産を相続した。

Aがマンションの一室の区分所有者であった場合で、Aの死亡前からAと同居していたBがそのままそのマンションに居住しているときには、遺産分割の前でも、C及びDは共同してBに対して、その明渡しを請求することができる。

【解説】

Aが死亡して、BCDが共同相続しているのですから、マンションの一室についても、遺産分割の前までは、BCDの共有となっています。

その共有者の一人がマンションに居住して、何か問題があるでしょうか?
共有の場合、各共有者は、共有物の全部について、その持分に応じて使用をすることができますので、明渡し請求はできないとなります。

 

2. 〇 正しい

【問題】

Aが死亡し、その子B、C及びDが、各1/3の割合でAの財産を相続した。

Aがマンションの一室の区分所有者であった場合で、Eにそれを賃貸していたが、Aの死亡前に、AE間の賃貸借契約が有効に解除され契約が終了していたときには、その後も退去していないEに対して、Cは単独でその明渡しを請求することができる。

【解説】

常識的に考えてみてください。

AEの賃貸借契約は解除されています。
解除されているにもかかわらず、Eが居座り続けていたら、Aが生きていたら、さっさと出て行けと言うはずです。

これが、BCDが共同相続したら、3人揃ってじゃないと言えないことですか?
例えば、他人が勝手に自分のマンションに入ってきたら、出て行けーって言いますよね、他の共有者をわざわざ呼ぶなんてことはしないと思います。

ですから、Eに対して、Cは単独でその明渡しを請求することができす。

 

3. × 誤り

【問題】

Aが死亡し、その子B、C及びDが、各1/3の割合でAの財産を相続した。

Aがマンションの一室の区分所有者であった場合で、Aの死亡後、Bが、C及びDに無断で、第三者であるFにそのマンションを使用させているときには、C及びDは共同してFに対して、その明渡しを請求することができる。

【解説】

肢1で解説した通り、Aが死亡したことにより、マンションの一室は、BCDの共有となっています。共有の場合、各共有者は、共有物の全部について、その持分に応じて使用をすることができますので、Bは、他の共有者の承諾がなくても、使用することができます。

と言うことは、Bは勝手に使用できるのですから、その権利をFに譲っても文句を言われる筋合いはございません。従って、Fに対して、その明渡しを請求することはできないとなります。

 

4. × 誤り

【問題】

Aが死亡し、その子B、C及びDが、各1/3の割合でAの財産を相続した。

Aがマンションの一室をGから賃借し、1人でそこに居住していた場合、Gは、Aの死亡を理由として、その賃貸借契約を解除することができる。

【解説】

AGは賃貸借契約を結んでいるのですから、Aの死亡によって、Aの地位は相続されることになります。ですから、賃貸人がいなくなると言うことでなく、また、賃貸人が債務不履行になったということでもありませんので、Aの死亡を理由として、その賃貸借契約を解除することはできないとなります。

 

以上より、解答はでした。 

正解肢2の不法占拠者に対する明渡し請求は、保存行為ですが、どの行為が保存行為で、どの行為が管理行為というのは、判例がたくさんあるため、具体的に覚えるのは大変だと思います。ですから、常識的に考えて、この行為はどれに当てはまるのかを考えるようにした方がいいと思います。

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